千畳敷カールのベストシーズンは、夏~秋!
千畳敷カールには、どんな服装で行けばいいの?木曽駒ヶ岳までの登山コースは?など、いろいろ気になりますよね。
今回は、千畳敷カールのベストシーズン、8月・9月・10月にかけての気温や服装、木曽駒ヶ岳までの登山コース、実際に私が歩いた木曽駒ヶ岳までの登山の様子などをまとめました!
これから千畳敷カールに行こうと計画中の方は、ぜひ参考にしてみてください(^^)
千畳敷カールのベストシーズンは?
千畳敷カールは、季節ごとに魅力があります!夏はグリーンシーズン&高山植物、秋は色鮮やかな紅葉、冬は一面真っ白な雪の世界…どれも素敵ですよね(^^)
その中でも、人気のベストシーズンといえば、やっぱり【夏】~【秋】ですね!
【夏】7月~8月:グリーンシーズン&高山植物のお花畑
千畳敷カールは、例年6月中はまだ積雪があり、7月頃からやっとグリーンシーズンに入ってきます。特に、7月の梅雨明け後~8月中は、高山植物があたり一面に咲き乱れ、本当に天空のお花畑になります。
私も千畳敷カールを目の前に見たとき、ただただ感動し、写真を撮りまくりましたね(笑) やはり、実際に行って自分の目で見ないとわからないと思いますが、本当に感動します。夏のグリーンシーズンはオススメの時期です(^^)
【秋】9月~10月:色鮮やかな紅葉
引用元:駒ヶ岳ロープウェイHP
千畳敷カールは、秋の紅葉も有名ですね!鮮やかな赤や黄色の紅葉と、山肌のコントラストが、また夏とは違って綺麗です。
例年だと、山頂付近での紅葉の見頃は9月から始まり、だんだんと紅葉が下に降りていきます。千畳敷カール周辺では、例年9月下旬頃~10月中旬頃にかけて見頃を迎えます。
その後、ロープウェイ区間→しらび平周辺→路線バス道中→駒ヶ根高原菅の台周辺の順に紅葉が進んでいきます。標高差があるので、紅葉が長い期間見ることができ、3段紅葉も見られる場合があります。
各月ごとの気温と服装は?
標高2600mの高さにある千畳敷カールでは、平地との気温差があり、真夏でも涼しいくらいです。
千畳敷カールに行く際には、平地と同じ服装ではなく、気温差も考慮した服装選びが重要ですね!以下に、千畳敷カールの気温と服装をまとめましたので、参考にしてみてください。
6月
- 平均気温9.5℃ 最高気温18℃/最低気温-1℃
- 6月はまだ積雪あり!グリーンシーズンまでもう少し。雪の上を歩いても滑りにくい靴、雪解けで道がぬかるんでいる場合もあるので、汚れても良い靴がおすすめ。
- 長袖シャツ、長ズボン、上着が必要。まだ雪がある上に、天候も悪くなると一気に気温が下がるので、上着は必須!急な雨にも備えて、レインウェアも持参すること。
7月
- 平均気温13℃ 最高気温21℃/最低気温5℃
- 積雪はなくなり、いよいよグリーンシーズンへ。歩きやすい運動靴や登山靴がおすすめ。
- 長袖シャツ、パーカーなどの羽織れるもの(薄くないもの)、日よけの為にも帽子は必須。急な雨にも備えて、レインウェアも持参すること。
8月
- 平均気温14℃ 最高気温20℃/最低気温8℃
- グリーンシーズン・高山植物のお花畑が広がる。歩きやすい運動靴や登山靴がおすすめ。
- 服は速乾性のあるドライタイプが良い。半袖シャツやハーフパンツでも良いが、気温が下がった時も考慮して、長袖シャツ、パーカーなどの羽織れるものは持参した方が良い。
- 日よけの為にも帽子は必須。急な雨にも備えて、レインウェアも持参すること。
9月
- 平均気温11℃ 最高気温18℃/最低気温4℃
- 下旬頃には、山頂付近で紅葉が見頃となり、千畳敷カール周辺でも紅葉が色づき始める。歩きやすい運動靴や登山靴がおすすめ。
- 長袖シャツ、パーカーなどの羽織れるもの(薄くないもの)、日よけの為にも帽子は必須。急な雨にも備えて、レインウェアも持参すること。
10月
- 平均気温6℃ 最高気温15℃/最低気温-3℃
- 中旬頃には、ロープウェイ区間でも紅葉が見頃になる。早ければ、中旬頃に初冠雪になる場合もある。歩きやすい運動靴や登山靴がおすすめ。
- 長袖シャツ、長ズボン、上着が必要。特に、天候が悪いと一気に気温が下がるので、上着は必須。急な雨にも備えて、レインウェアも持参すること。
千畳敷カール・木曽駒ヶ岳 登山をする上での注意点
千畳敷カールに行く方の多くは、木曽駒ヶ岳など周辺の山への登山も兼ねている場合が多いと思います。ここでは、登山をする上での注意点をまとめています。
時間に余裕もった計画を立てる!
前回の記事でも書いていますが、夏のグリーンシーズンと秋の紅葉シーズンは、人気の季節になりますので、かなり混雑します。千畳敷カールに行くための、路線バス・ロープウェイ乗り場は、どちらも長蛇の列になり、休日には2~3時間待ちになることもあります!(公式HPで、待ち時間などが確認できます)
混雑状況によっては、予定時間より遅れて千畳敷カールに到着する可能性もあります。登山する際には、ある程度遅れても大丈夫なくらい、時間に余裕をもった計画を立てた方が良いですね。
さらに、千畳敷カールに行くための路線バス・ロープウェイの始発と最終時刻は、事前にチェックしておきましょう。下りの最終に乗り遅れたら大変です(>_<)
また、悪天候の場合、路線バス・ロープウェイが運休になる場合もあります。こちらも公式HPで運行状況が掲載されていますので、当日の朝には確認するようにしましょう!
登山計画書を提出する!
登山を楽しむ皆さんはすでに実施していると思いますが、登山計画書は必ず出しましょう!
人気の山や百名山などの有名な山は、登山者も多いので、登山口周辺に登山届のポストが設置されています。事前に書いておけば、当日はポストに入れるだけで済むので楽ちんですね!
千畳敷カールにも、もちろん登山届けポストがあります。私が行ったときは、ロープウェイ千畳敷駅の出口付近に、ポストがありました。現在は、場所が変わっている可能性もありますが、必ず設置してあると思いますので、忘れずに提出してから山へ向かいましょう(^^)
コロナ対策もしっかりと!
7月に入り、再び新型コロナの感染が各地で拡大していますね。山小屋にも新型コロナの影響が広がり、一時営業を自粛する場合もあります。各自最新情報をチェックしましょう。
長野県では、登山者へ向けた山岳情報などを掲載しています。
詳細は、長野県HPで確認してください。→ 山岳情報|長野県HP
マスクやアルコールジェルの持参など、できる範囲でコロナ対策をしっかり行い、自分の身を守りつつ、千畳敷カールや登山を楽しんでくださいね!
千畳敷カール~木曽駒ヶ岳までの登山コース
路線バスとロープウェイを乗り継いで、千畳敷カールに着いたら、いよいよ登山開始ですね!
登山届けを提出し、トイレ・準備体操を済ませたら、スタートです♪
千畳敷カールでもすでに絶景ですが、木曽駒ヶ岳までのルートはずっと見晴らしが良く、天気が良ければ本当に絶景続きの登山になります(^^)
木曽駒ヶ岳は、標高2,956mの中央アルプス最高峰の山です。
急な登りの八丁坂はキツイですが、乗越浄土まで行ってしまえば、あとはそれほどキツイ箇所はないので、初心者でも登りやすく、日帰りで行けます。
【千畳敷カールから木曽駒ヶ岳までの王道なルート】
千畳敷駅 → 八丁坂 → 乗越浄土 →(山荘通過)→ 中岳山頂 →木曽駒ヶ岳
帰りは、木曽駒ヶ岳~八丁坂までは同じルートで、最後に剣ヶ池を回って千畳敷駅まで戻ってくるのがおすすめです(^^)
他にも、千畳敷カール周辺には、宝剣岳や伊那前岳などもありますので、体力に自信のある方は、そちらまで足を伸ばしてみても良いですね!
千畳敷カール~木曽駒ヶ岳までの登山記録
ここでは、私が2018年の7月下旬に行った時の様子やコースタイムをご紹介します。
私は春~秋にかけて、長野県内の山を数回登ったり、ハイキングする程度です(>_<)
ゆっくりペースで登っているので、初心者の方は参考になるかもしれません。
※コースタイムは、およその時間です。
菅の台バス乗り場:朝4時30分頃から並んで乗車
→ロープウェイに乗る:朝6時40分
→千畳敷駅(千畳敷カール)に到着:朝7時00分
~登山届けの提出・トイレ・準備体操・写真撮影タイム~
→【登山スタート】:7時30分
→八丁坂がツライけど、お花畑がきれい♡
→乗越浄土に到着:8時20分
→山小屋2つ通り過ぎ、中岳山頂に到着:9時15分
→木曽駒ヶ岳山頂に到着:9時50分
~1時間ほど休憩・写真撮影・早お昼食べて下山開始~
→駒ヶ岳頂上山荘を通過:11時30分
→乗越浄土に到着:11時45分
→時間があったので、伊那前岳山頂へ:12時45分
→乗越浄土へ戻る:13時10分
→八丁坂通過し、剣ヶ池に到着:14時00分
→千畳敷駅よりロープウェイ・バスで駐車場へ【終了】
- 朝は、バスやロープウェイ乗り場は長蛇の列で混雑するので要注意!
- 午後には雲が出てきて、天候が悪くなってくる場合がある。雨の心配もあるし、せっかくの絶景も雲の中になってしまうので、早めに出発し下山した方が良い。
千畳敷カール 服装と登山まとめ
今回は、千畳敷カールでの服装や木曽駒ヶ岳までの登山ルートなどを中心にご紹介しました。
夏~秋は、千畳敷カールのベストシーズンです!
コロナ対策も万全にして、千畳敷カール周辺の散策や木曽駒ヶ岳の登山を楽しんでくださいね(^^)