春めいてくる3月に開花する白くて可憐な花、セツブンソウをご存知ですか?
千曲市の戸倉地区と倉科地区に、このセツブンソウ群生地があるのですが、実は意外と知られていないのです。群生地は森の中にあり、小さくて可愛いセツブンソウがあちらこちらに咲いている姿を見ると、春の訪れを感じます(^^)/
そこで今回は、千曲市(戸倉・倉科)のセツブンソウ群生地について、2022年の開花予想や見頃はいつなのか、セツブンソウが見られる場所などをご紹介していきます。
セツブンソウ(節分草)とは?
↑2021年3月5日撮影
セツブンソウ(節分草)は、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で、日本の固有種です。
セツブンソウは、関東~中国地方で見られることができますが、千曲市のセツブンソウ群生地は、東日本の北限にあたるそうです。
節分の頃に花を咲かすので、「セツブンソウ(節分草)」という名が付いたとか。
セツブンソウは、小さく可愛らしい白い花を咲かせますが、本当は花びらに見える白い部分は「がく」で、その内側にある黄色いものが「花びら」なんですって!
皆さんも、実際に見に行ったら、良く観察してみてくださいね(^^)
セツブンソウは、絶滅の恐れが高い種とされ、長野県と千曲市では【絶滅危惧Ⅱ類】に指定されています。また、千曲市では、このセツブンソウの保護を目的として、平成18年に【市指定天然記念物】に指定しました。
セツブンソウは、とても貴重な春の花なんですね~(*’ω’*)
千曲市のセツブンソウの開花予想・見頃はいつ?
↑2021年3月5日撮影
千曲市のセツブンソウは、例年3月中旬~下旬に開花します。
しかし、ここ2年は暖冬などの影響もあってか、開花・見頃ともに例年より早まっており、3月上旬には見頃を迎えました。
2022年は、今後2月に入りどんな天候になるかによって、開花・見頃時期が変化していくと思いますが、今年の冬は昨年の冬より雪の降る日が多いので、このままいけば例年通り3月中頃に見頃を迎えるのではないかと予想しています。
開花情報が入りましたら、以下にお知らせします。
【開花状況】 ※2022年3月17日現在(千曲市HPより)
- 戸倉地区 7部咲き ※見頃は19日、20日頃の見込み
- 倉科地区 満 開(群生地への通行止めは解除)
【千曲市戸倉地区】これまでのセツブンソウ開花日・見頃日
開 花 | 見 頃 |
2022年3月8日頃 | 2022年3月19日頃 |
2021年2月24日頃 | 2021年3月4日 |
2020年2月23日頃 | 2020年3月5日頃 |
2019年3月1日頃 | 2019年3月13日頃 |
千曲市のセツブンソウ群生地は、戸倉地区・倉科地区の2か所!
↑2021年3月5日撮影
千曲市にあるセツブンソウの群生地は、戸倉(とぐら)地区と倉科(くらしな)地区の2か所にあります。
以下に、それぞれの地区のセツブンソウ群生地について、パンフレットがありますので、チェックしてみてください。
セツブンソウを見に行くなら、戸倉地区(キティパーク)がおすすめ!
セツブンソウ群生地は、千曲市の戸倉地区と倉科地区にあるとお伝えしましたが、実際に見に行くなら、私個人的には戸倉地区がおすすめです。
戸倉地区のセツブンソウ群生地は、県下最大級の大きさなんだそうです!
↑キティパーク内に進んでいくと案内看板あり
↑駐車場の様子
戸倉地区のセツブンソウ群生地へは、戸倉宿キティパーク(公園)から徒歩約20分でたどり着きます。キティパークの道路沿いに、群生地の看板がありますよ!
山の中を歩いて行くので、軽登山・ハイキングになります。登山靴やスニーカーで行くことをおすすめします。
群生地までの道は、後半は傾斜もあるので、体力がない方や足が悪い方は、少し厳しいかもしれません(-_-;)
↑山道を歩いて群生地へ向かいます
↑途中にある天狗の松と自在神社
【注意点】
- キティパークの駐車場は、普段から混雑します。時間に余裕を持って!
- 群生地はキティパークから徒歩20分ほど。山道を歩くので、足元に注意!
- 地元の皆さんが環境整備しています。群生地内に入ったり、花を取らないこと!
- ゴミやたばこのポイ捨て厳禁!
- コロナ対策をしっかり行いましょう!
千曲市のセツブンソウ群生地 まとめ
以上、千曲市のセツブンソウ群生地について、ご紹介しました。
3月に入れば、セツブンソウを始め、至る所で花が咲き始めます。春が待ち遠しいですね(^^)
暖かくなると、いろんなところへお出かけしたくなりますが、まだまだ新型コロナの感染が拡大しています。万全な対策をして、お出かけください!