【台風19号 長野】自宅が床下浸水!当時の様子・やっておけばよかった事まとめ

長野のあれこれ
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こんにちは、yuuです!

例年、9月~10月にかけて、台風の発生しやすい時期ですが、今年は各地で甚大な被害が出てしまいましたね…。

私が住む長野県の北部でも、台風による大雨の影響で、千曲川や支流が増水し、越水や堤防の決壊により、多くの地域で浸水被害が出ました。

我が家も、床下浸水になってしまいましたが、少しずつ元の生活に戻りつつあります。

今回は、当時の浸水の様子や、今思えば「やっておけばよかったな~」と思う事をまとめてみました。少しでも、皆さんの台風・大雨対策の参考にしていただければ幸いです。

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浸水するまでの当時の様子

台風が日本に接近する前から、台風の情報はニュースで頻繁に流れており「規模もかなり大きいので、警戒するように」と報道されていたので、「今回の台風は、今までのものより少し危険そうだな」とは思っていました。

しかし!!!

今まで長野県は台風が通過することも少なく、被害もそこまで大きくならない場合も多いため、少し気がかりではあっても「長野県は高い山に守られている。今回も大丈夫だろう」と思っている長野県民は多かったのではと思います。私もその1人でしたので…(-_-;)その油断がいけないのでしょうね。

以下は、自宅が浸水するまでの様子です。

  • 10月12日の夕方頃 ➡1番雨が激しく降る
  • 12日20時頃 ➡「千曲川の水位が上がっているため、○○川の水門を閉める。避難所へ行くか、自宅の2階へ垂直避難を」と地区役員さんから連絡が入る。○○川がどこにあるのかも知らず、ネットで検索するも「自宅から距離があるので大丈夫だろう」と思い、特に何もしなかった。(ニュースで最新情報を見るくらい)
  • 12日21時頃 ➡緊急速報が頻繁に鳴り出し、千曲川沿いの複数の地区で、越水が始まる。少し不安になりつつも「千曲川から自宅はかなり距離があるので、うちにまで川の水が来ることはないだろう」と思い、自宅周囲に異常がないか時々確認するだけだった。
  • 12日23時頃 ➡雨の勢いは少しづつ弱まり、パラパラ程度でほぼ止んだ。風は強かった。
  • 12日24時過ぎ ➡トイレの逆流現象が始まる。ぼこぼこと音を立て、空気が出てくる。ネットで調べ「水のう」を行うも、勢いがすごい。
  • 12日24時半頃 ➡自宅前の道路が冠水。トイレの水が溢れそうなので、バケツに移して外に捨てようと、玄関を開けたところ、自宅前の道路に薄っすら水が来ていることに気付く。避難場所へ行くか迷っているうちに、水位は上がり始める。夜で暗く周囲の状況がわからないこともあり、垂直避難を実行。貴重品や飲食物、必要なものはすべて2階へ運ぶ。
  • 13日午前2時頃 ➡膝丈くらいまで水位が上昇し、玄関の入口手前まで水が迫る。「これ以上増えないでくれ!」と願いながら2階で仮眠。父は見張りのため、寝ずに1階で待機。
  • 13日朝5時半頃 ➡朝になり2階から周囲を確認するも、全てが水の世界となっていることに絶句。水位は止まっており、玄関のドア手前でなんとか持ちこたえた。
  • 13日12時頃 ➡やっと自宅周辺の水が引き始め、周辺の掃除や片付けを開始する。

 

今回の台風による大雨から、自宅が浸水するまでには6時間ほどの時間差あった!!➡川の増水には時間がかかるので、雨が降っていなくても注意が必要。
トイレの逆流現象が発生したら、ただちに家の周囲を確認(安全第一で!)すぐ近くまで水が迫ってきていたり、道路が冠水している可能性も…
水は静かに迫ってくるので、外に出るまで浸水していることに気が付かなかった!気付くまでに時間がかかるとより危険。これが、浸水の恐ろしい点でもある…

 

自宅は床下浸水し、物置や車は中まで泥水が入ってしまいましたが、泥の量が少なく、掻き出す程でもなかったのが幸いです。そして、浸水しても、電気やガスは通っていました。

トイレが逆流したので、「自宅周辺の水が引くまでは使用しない方が良いだろう」と判断し、簡易トイレを作りました。

 

周辺のご近所さん(持ち家)は、ほとんどの方が自宅に残り、そのまま2階へ垂直避難していたようです。アパートに住む皆さんは、慌てて車で避難して行きましたが、車が冠水した自宅前を勢いよく通り過ぎるので、泥水が波となって自宅に押し寄せてきて、本当に玄関ギリギリでした。

この泥水は一体どこから来て、どの範囲まで浸水しているのか、夜なので全く状況が把握できず、朝明るくなるまでは不安でした。

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やっておけばよかったと思うこと

今思い返せば、自宅周辺が浸水するまでに「やっておけばよかったな~」と思う点がありましたので、以下にまとめます。

  • ハザードマップの確認 ➡河川の増水による浸水想定区域や、土砂災害の危険性のある区域などを確認することができる。
  • 避難場所の確認 ➡ハザードマップに載っていても、その全ての避難場所が実際に開設しているとは限らない。「今、どこの避難場所が開設しているのか」最新情報をチェックしておくこと。
  • 自宅周辺の小さな川はどこから来ているのか ➡私の自宅近くには、幅1mにも満たない小さな川が2つありますが、その1つの川をずっと上流にたどっていくと、なんと水門を閉めた○○川だったのです。その小さな川が氾濫し、浸水が起こったのだと思います。
  • 床下の換気口を閉める・塞ぐ ➡少しでも、自宅の床下へ泥水が流れ込むのを抑えることができたかもしれないと思うと、本当にやっておけばよかったです。そもそも通気口が閉まるなんて知らなかった…
  • 物置の荷物や車は、少しでも高い場所へ ➡浸水被害を最小限にするために。
※上記は、あくまで私個人的な考えです。今回の浸水までの様子も1つのケースに過ぎず、浸水が必ずしも同じ状況で起こるとは限りません。その点も踏まえて、今後の防災対策の参考にしていただければと思います。
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まとめ「最終的には命を守る行動を!」

いかがでしたか?

今回は、私の自宅が床下浸水するまでの様子や、やっておけばよかった点をお伝えしました。

しかし、やはり1番は「自分や家族の命を守ることが最重要」だと思います。身の危険を感じる前に、早め早めに行動することが大切ですね!

万が一に備えて、ご家族で避難の方法などを確認してみてはいかがでしょうか。今回の内容が、少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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